春の絵本7選【読み聞かせに/季節の絵本】
2022/02/22

もうすぐ春がやってきます。
新しい季節には、新しい本を用意したくなりますね。
だんだんと日射しが変わり、風が変わり始める季節、わくわくする気持ちを絵本でも感じましょう。
わたしが実際に読んでみて、「いいな」と思った絵本を7冊絞ってみました。
お気に召す絵本があれば幸いです。
1.『ぐりとぐらのおおそうじ』/なかがわりえこ、やまわきゆりこ
ごぞんじ、ぐりとぐらのもとにも春がやってきた。
窓を開けよう。
部屋に風を通そう。
気がつくと部屋にはほこりがたまっています。
春の大掃除のはじまりです。
だけど、ぐりとぐらの掃除はユニーク。
ぼろ布を全身にまとって、自分がぞうきんになればいい。
春の始まり、わくわくしちゃう気持ちがまぶしい。
2.『いちご』/荒井真紀
あまいいちごを食べると、プチプチプチ。
楽しい食感。
このプチプチはいったい何?
いちごの苗から順番に、いちごの実がなるまでの成長を追ってゆきましょう。
丁寧なイラストが美しく、わかりやすい教育にも役立つ絵本です。
3.『たんぽぽ』/甲斐信枝
地面にしっかり根付いた緑の葉っぱ。
たんぽぽの葉っぱ。
春になると、黄色いつぼみが伸びてきて、めいっぱい花を咲かせます。
やがて花は綿毛になって、遠くに近くに種を飛ばす。
そしてまた、緑の葉っぱは次の春を待つのです。
春のたんぽぽの移り変わりをみてゆきましょう。
4.『さくららら』/升井純子(文)、小寺卓矢(写真)
北海道のさくらの木。
4月はまだまだ雪の中。
雪が解けて、遅い春がやってきて、他の草花が元気になってきたとき、やっと北海道のさくらは咲く。
待ちに待った春。
写真を通して、寒さも暖かさも伝わってくる。
5.『春の主役 桜』/ゆのきようこ(文)、早川司寿乃(絵)
桜のこと、知ってる?
今、わたしたちが「桜」と言われて思い浮かべるのは「ソメイヨシノ」。
みんな同じクローンのソメイヨシノが全国に植わっていて、クローンだから同じ時期に一斉に咲く。
桜の季節、お子さんと一緒にお散歩をして、桜の花を見たのなら、『春の主役 桜』は役立つでしょう。
桜に関する全般的なことが書いてある。
きれいな絵で。
図鑑じゃないけど、ちょっと賢くなれる。
面白い絵本だなあ。
6.『ちょうちょ』/江國香織(文)、松田奈那子(絵)
人気作家の江國香織さんの絵本です。
ちょうちょ。
ちょうちょは自由で、どこへでも行ける。
なんにでもなれる。
春の、空をひらひらと舞うちょうちょの詩。
そこへ、原色がまぶしい、春の日差しを感じさせる絵。
感受性を育てるには、こんな絵本がいいのかも。
7.『きたきつねとはるのいのち』/手島圭三郎
北海道の自然を、力強く美しい版画で描く。
冷たく雪の残る季節、その空気の冷たさまで伝わってくる。
子ぎつねたちに餌をやるため、巣穴から出た雄のきたきつね。
まだ雪深いけれど、生き物たちは活動を始め、北海道にも春が近づいていることを知らせる。
くまげら、ひぐま、あかげら、ももんが、ゆきうさぎ。
えぞりす、ふくろう。
あ、やっと、きたきつねがねずみを捕まえた。
動物たちを擬人化するのではなく、ありのまま、そのままに丁寧に描写されている。
今回紹介した7冊の中で、一番気に入ったのがこの絵本でした。