【夏の絵本・海の絵本】
2021/06/23

こんにちは。あさよるです。
わたしは夏を嫌いになれません。
やっぱり夏はパワフルで、圧倒的で、そして切ない。
それは大人だけのセンチメンタルじゃなくて、きっと子どもたちにとっても特別な季節だろうと思っています。
「夏」を題材にした絵本もユニークで個性的。
今回はその中でも「海」をテーマに、夏に読みたい絵本を集めました。
気に入った絵本がありますように。
『うみ』/中川ひろたか(文)、はたこうしろう(絵)
わたしたちは海からやってきた。
お母さんのお腹の中には海があって、赤ちゃんだった わたしたち はそこにいた。
むかしむかし生き物はみんな海にいて、わたしたちのご先祖はそこから陸へ上がってきた。
海は、わたしたちのふるさとなんだ。
海の話をするとき、どうしても壮大なお話になってしまう。
海は大きい。大きいんだ。
素朴な『うみ』というタイトルのこの絵本だってそうだ。
海のことを考えるとき、子どもだって「テツガク」をするんだ。
あなたがお腹の中にいたころのことや、弟妹がお母さんのお腹にやってきた日には、この『うみ』がぴったりだ。
子どもたちと一緒にテツガクしよう。
『なみ』/スージー・リー
ざっばーん
さわさわ
ざーざー
じゃぶん
よせては返す大きな海のその端っこ。
女の子が一人、波打ち際で、海と遊びます。
この絵本、最初から最後まで文字は一つもありません。
あるのは女の子と、海と、地平線と水平線と、そしてカモメたち。
波と戯れたり、波をかぶったり、波にのまれたり。
文字がないからこそ、子どもたちと一緒に読んで、一緒に言葉を紡いでゆく楽しみもありそうです。
『海のひかり』/モリー・バング&ペニー・チザム(作)/さくまゆみこ(訳)
わたしたちの命の源、太陽。
太陽の光を受け、植物プランクトンは成長し増えてゆき、それらをエサにほかの動物たちが生きています。
海の中でも壮大で繊細な食物連鎖が起こっているのです。
それは海の表面から、深い深い、真っ暗闇の深海の底の底まで。
太陽の光が、命をつむぎます。
神秘的な絵が美しい「科学よみもの」として。
『うみのとびら』/米倉健史
ふしぎな白い扉を開けると……
空を魚が泳ぐ。
静かに泳ぐ。
ゆうゆう泳ぐ。
虹を泳ぐ魚たち。
ふわふわ漂うクラゲたち。
『うみのとびら』で注目すべきは、絵が布で作られていること。
キルティングの海と魚たち。
優しい風合いが、幻想的な物語に似合います。